アドビシステムズは同社のPDF作成ソフト「Acrobat Elements」の次期版を発売しないと発表した。2007年5月15日、同社の事業説明会で明らかにした。

 「Acrobat Professional」と「同Standard」はWindows Vistaへの対応を2007年5月下旬に予定しているが、同Elementsは対応しない。パッケージ販売は終了するが、当面ライセンス販売は続ける。

 Acrobat Elementsは、同社のPDF作成ソフトの中でコンシューマー向け廉価版として2005年4月に登場。それまで最も安いAcrobat Standardでも3万円以上だったAcrobatシリーズにおいて、約5000円という低価格で話題を呼んだ。発売当時、PDF作成ソフト市場を席巻していたソースネクストの「いきなりPDF」対抗ともいわれ、戦略的な価格で勝負したが、2年でその勝負に自ら幕を引く結果となった。詳細は追ってレポートする。