アマゾン ジャパンは2007年4月24日、企業が「Amazon.co.jp」に出店できる「マーチャント@amazon.co.jp」を開始した。

 マーチャント@amazon.co.jpでは、出店企業が独自のトップページを持てること、出品商品がアマゾン ジャパンが在庫を持つ商品と同じように扱われることが特徴。ある商品がアマゾン ジャパンでもマーチャント@amazon.co.jpでも提供されていた場合、商品の価格や在庫状況、ユーザー評価で優れる方が上位に表示される。検索結果やユーザーにお薦めする「リコメンデーション」商品の一覧にもマーチャント@amazon.co.jpに出品された商品が表示される。アマゾン ジャパンでは、従来から個人や企業が出品できる「マーケットプレイス」を展開しているが、出展者が独自のトップページを持つことはできなかった。また、マーケットプレイスに出品された商品は、商品ページにおいて、アマゾン ジャパンの商品の横に付随する形で表示されるだけ。検索結果やリコメンデーションの一覧には表示されない。

 ただし、現時点でマーチャント@amazon.co.jpで提供する商品に対してアマゾン ジャパンが提供する一部のサービスは適用されない。例えば、「Amazonポイント」の獲得や利用、「Amazonショッピングカード」の利用、「お急ぎ便」オプションの選択などがそれに当たる。「今後はマーチャント@amazon.co.jpに出品された商品に対しても適用できるようにしていく」(アマゾン ジャパンのアマゾンサービス事業部事業部長前田宏氏)。

 2007年4月24日時点で、ギフト商品を扱うリンベルやスポーツ商品を扱うマルイヴォイなど5つの企業が出品を開始。すでに50社からの出店が決まっており、「1~2カ月以内には50社すべての出店が完了する予定」(前田氏)という。出店が決まっている企業が提供する商品には、生花やカタログ商品など現在Amazon.co.jpでは扱っていない商品もある。

 マーチャント@のサービスは現在、米国、英国、ドイツですでに展開している。マーケットプレイスと合わせて、売り上げの28%が第3者からの出品商品によるものだという。マーチャント@amazon.co.jpは「(楽天などの)ショッピングモールとは違う形態」(アマゾン ジャパンのジャスパー・チャン社長)で、企業からの申し込みは基本的に募集しない。アマゾン ジャパンから「お声掛け」をする形で出店企業を増やすという。出展企業に関しては「商品のセレクションや配送フローなどをアマゾン ジャパンが提供しているレベルと同レベルで提供できる企業」(前田氏)としている。出展企業からは出店料は取らず、販売代金の成約手数料を徴収するという。