2008年2月下旬にイー・モバイルの7.2Mbpsサービスの提供を開始するソネットエンタテインメント。以前から同社はMVNOとしてPHSのウィルコムのサービスなどを提供している。今後のサービス展開などを同社の会田容弘取締役執行役員に聞いた。

■イー・モバイルのMVNOを2月下旬から開始する

 MVNO(Mobile Virtual Network Operator)に関しては、非常に重要視しているし、プロバイダーとしてはウィルコムといろいろなサービス展開をしてきたこともあり、その第一人者だと自負している。MVNOとして提供している「bitWarp」というモバイルサービスは現在2万強のユーザーがいる。イー・モバイルのサービスを開始すればまだまだ広がると考えている。

 将来的なこととしてはMVNE(Mobile Virtual Network Enabler)という形態にも注目している。これは、MVNOで事業を提供したいと考えている企業に対して我々がそのサービス提供のお手伝いをするといったイメージだ。自分たちが行う事業だけでなく、MVNEといった立場でもサービスを提供していきたい。

■MVNOとして考えられるサービスはどのようなものか

 ソネットエンタテインメントの強みでもあるPostPet(ポストペット)やLivly Island(リブリーアイランド)のキャラクターはぜひ生かしていきたい。「ワンソースマルチデバイス」といったことを掲げているが、そういったコンテンツをデバイスに関係なく提供していきたい。

 例えば、グループ会社のソニーと協力することも大いにあり得る。移動体のデバイスやモバイル端末などさまざまな端末上でキャラクターが見られるといったことも考えられるだろう。これはグループ会社にハードの会社を持っている我々の強みでもある。iPhoneなどを見ていても、ハードとコンテンツやソフトの組み合わせでまだまだ市場は活性化できるというポテンシャルは感じている。

 同じ料金でイー・モバイルと同じサービスをしていても意味がない。将来的にはコンテンツなどと融合して独自のサービスを展開していきたいと考えている。

■次世代高速無線通信のWiMAXでは出資会社が免許を取れなかった

 非常に残念に思っている。ただ、プロバイダーにとってチャンスがないかというとそうは思っていない。免許を取得したウィルコムとは既に2003年からMVNOとしてサービスを提供させてもらっているし、KDDIとも体制が整った時点でいろいろ話ができるのではと考えている。

 将来的にもWiMAXの可能性には期待しているし、エンドユーザー向けのサービスをどんどん提供していきたい。具体的なサービス開始は2009年からとなるので、これからしっかりそのサービス内容などに関しては考えていく。ソネットエンタテインメントにとってモバイル事業は力を入れていきたい分野の1つだ。