今回は,先月開催された国内最大のPHP関連イベントPHPカンファレンス2005の話題を中心に,PHPリリース関連情報について紹介する。

PHPカンファレンス2005開催される

PHPカンファレンス2005(写真:編集部)
 真夏恒例のイベントとなっているPHPカンファレンス2005が7月30日,東京都大田区の産業プラザで開催された。今回で6回目となる本カンファレンスは,日本PHPユーザー会を中心とする有志によりボランティア・ベースで運営される,国内最大のPHP関連イベントである。

 今年の参加者数は約250名。1週間前の告知にもかかわらず会場定員に近い多くの参加者が集まった。

 プログラムは,主に入門者を対象としたベーシック・セッション,比較的短い公演時間で最新のPHP関連トピックスを紹介する午後のライト・セッションから構成された。

 また,本カンファレンスの後,懇親会が開催され,PHPやオープンソース・プロジェクトに関する熱い議論が今年も闘わされた。懇親会では,スポンサーより提供された各種のPHP関連グッズ(書籍など)の抽選会も行われた。

 では,本カンファレンスのセッションの概要を紹介しよう。

Windowsやセキュリティの話題を解説したベーシック・セッション

 本セッションは,PHPのインストール法や使い方の基礎を紹介するためのもので,主にPHP初級者を対象としている。今年は,以下の3件の講演が行われた。

1.「XAMPPを使ったWindows上での開発環境構築」ワイズノット 三島匡史氏
2.「PHPセキュリティ概論」アシアル 田中正裕氏
3.「エンジニア以外におくるPHP入門」アリウープ 柏岡秀男氏

 PHPは,従来LinuxなどのUNIX互換環境で動作させることが多かったが,PHPの普及にともなってWin32上で手軽に実行したいというニーズが増加している。三島氏が解説したXAMPPは,PHP,Apache,MySQLなどをパッケージ化したもの。インストールが簡単なために,PHP+MySQLによるWeb+DBアプリケーションを比較的手軽に構築することができる。

 田中氏が講演したWebアプリケーションのセキュリティは,特に重要なテーマであることから,ここ数年ほぼ同様の内容で行われている。公開したWebサイトは,ほぼ例外なくアプリケーションのぜい弱性を突く攻撃を受ける。PHP入門者も,セキュリティを確保するための技術の基礎を習得することは必須と言える。田中氏のプレゼン資料は,アシアルのWebサイトで公開されているので,本カンファレンスに参加できなかった方も一読されることをお勧めする。

 PHPは比較的手軽に使えるWebアプリケーション構築環境であることから,デザイナのような専門のプログラマ以外の開発者が使うケースも増えている。柏岡氏による「エンジニア以外におくるPHP入門」では,こうしたケースや,デザイナなどがプログラマと共同作業する際のTIPSを扱っており,実践的な内容であった。

 午後のライトセッションは,注目されるWebアプリケーションやWebサイトの開発者が話すセッションなどから構成される。本カンファレンスで最も関心が高いものの一つである。今年は「フレームワーク特集」として最近話題のフレームワーク技術についての講演が複数行われた。

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