写真●PRONETserverの監視画面

 プロネットシステムは,ネット監視用のアプライアンス製品「PRONETserver」を2月末に出荷する。監視画面のカスタマイズが容易であり,XML形式の管理インタフェースをサポートすることが特徴である。価格は検討中だが,150万~200万円程度の見込み。2月4日~6日に千葉・幕張メッセで開催される展示会「NET&COM 2004」で,正式に発表する。

 PRONETserverは,Linux OSに,Webサーバー(Apache),JavaServletエンジン(Tomcat),データベース(PostgreSQL),SNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャ,GUIベースの表示機能などを組み込んだ。社内LANなどに接続し,監視したいIPアドレスの範囲と検出したいサービスの種類(SNMPエージェント/Web/FTP/telnetなど)を指定するだけで,ネットワーク内の装置や機器を自動的に識別し,視覚化してくれる(写真)。
 視覚化した画面を通じて,装置や機器の稼働状況や負荷状況などを一元的に監視できる。例えば,定期的にpingを送って確認した装置の死活情報や,Webサーバーの応答速度の履歴などを表示することが可能だ。ある監視項目があらかじめ設定したしきい値を越えたら,電子メールで管理者に警告する機能も備える。

 収集した情報はXML(Extensible Markup Language)形式で蓄積し,SVG(Scalable Vector Graphics)形式で表示される。このため,ほかの運用支援システムにXMLデータを転送して連携したり,「Visio」や「AutoCAD」などの作図ソフトで描いたSVG形式のネットワーク構成図を取り込んだりといったカスタマイズが容易になっている。
 
 4月をめどに,SNMP以外の管理インタフェースに対応させるためのオプション・モジュール群の出荷を始める。第1段として,Windowsシステムの管理に使うWMI(Windows Management Instrumentation)と,米Packeteerの製品が備えるXML形式の管理インタフェースをサポートする予定。その後,米Cisco Systems,米F5 Networks,米Juniper Networksなどの製品が備えるXML形式の管理インタフェースに対応したモジュールの提供も視野に入れているという。

(実森 仁志=日経システム構築)