米国時間6月15日に,米Microsoftシニア・バイス・プレジデントのBob Muglia氏が,オンライン・チャットで「Longhorn Server」(開発コード名)の詳細について明らかにした。Longhorn Serverは,既存のWindows Server 2003のメジャー・アップグレードであり,2007年に出荷が予定されている。Muglia氏によれば,Longhorn Serverのベータ1は,2005年夏に公開される予定だという。

 Longhorn Serverベータ1は,クライアント版のLonghornベータ版の後に公開される予定だ。クライアント版Longhornのベータ版は7月に公開予定で,Longhorn Serverのベータ版は7月か8月ということになるだろう。Microsoftの広報担当者は,Longhorn Serverベータ1を一般公開するかどうかについて,8月初めに検討する予定であることを認めている。恐らく,Longhorn Serverベータ1は広く一般に公開されるであろう。Microsoftは,クライアント版Longhornのベータ1を一般には広く提供しないとしているが,サーバー版は逆になるのではないか。

 またMuglia氏は,「Longhorn ServerのActive Directory(AD)はSQL Serverベースになる」という予測を否定した。ADをSQL Serverベースのデータ・ストアに移行する作業は続いているが,Longhorn Serverでは,既存のADのバージョンと同じJetデータベース・エンジンが使用されるという。

 このほかMuglia氏は,家庭向けLonghorn Serverの可能性を語っている。家の中でデジタル・コンテンツを配信するのにLonghorn Serverの機能限定版で十分かという問題があるが,既に多くのユーザーが,家庭でのデジタル・コンテンツ配信という目的のためにWindows Small Business Server 2003を使っているという。

 Longhorn Serverは高度にコンポーネント化されており,サーバーの様々な役割に応じた設定を,即座に適用できるようになる。また,Internet Infomation Services(IIS)のメジャー・アップグレードである「IIS 7」や,Windows SharePoint Services(WSS) 3.0,ネットワーク検疫機能などが追加される予定だ。

(Paul Thurrott)

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