セキュリティ問題に悩むWindowsユーザーが待望していたWindows XP Service Pack 2。いよいよ,それが完成する兆候があちこちで現れ始めた。

 まずMicrosoftのオーストラリア現地法人が,SP2を量産のための製造工程に移したという誤った発表をして,すぐ撤回した。さらに,米国時間8月4日朝,ある関係者がMicrosoft Windows Update V5が完成したことを明らかにした。これは,Windows Updateサイトの次期サービスで,SP2で実現するソフトウエア更新技術に対応している。相次いで分かったこれらの事実から,XP SP2のWeb上での公開が1週間以内であると推定できる。

 これまでのサービス・パックと同様にMicrosoftは,XP SP2を段階的に提供する。最初は,プレミア・サポート・サービスのユーザーが入手可能になり,次に同社のWebサイトで公開される(これはRelease To Web:RTWと呼ばれる)見込みだ。併せて,同社はCD-ROM版の受け付けを開始する。その2週間後,XP SP2は自動更新機能やWindows Updateサイトにより提供される。また,9月初めまでにはPCメーカーがSP2をインストールしたPCの出荷を始めるだろう。

 XP SP2はニーズの高いセキュリティ機能をOSに追加するソフトウエアだが,軽率に扱ってはいけない。追加される機能のいくつかは,Webサイトへのアクセスやイントラネットのサイト,カスタム・アプリケーションで問題を出す可能性がある。ユーザー,とりわけ企業ユーザーはSP2を注意深く評価して展開すべきだ。とはいえ,私の助言は,可能な限り早く,SP2をインストールしてほしいというものだ。互換性が損なわれる潜在的なリスクはあるが,インストールすればセキュリティが高まるのは確かだからである。

(Paul Thurrott)

Windows & .NET Magazine Network, (C)2004. Penton Media, Inc.

■Windows XP SP2の関連情報
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