Ctrl+Alt+Delというキーボード操作を考え出した技術者David Bradley氏が1月でIBMを退職した。この操作は,PCにおいて変え難いものになっており,非常に大きな遺産であるといえるだろう。同氏は,このキーの組み合わせをIBM最初のPCのプロトタイプで開発した。

 彼は当時,バグの多いマシンをすばやく再起動する方法を必要としていた。ハードウエアのリセットは,電源スイッチを指ではじいてオフにして少し待った後に再び入れるという操作だった。これはまどろっこしかった。

 彼はいう。「すぐに分からないような操作にしたいと思った。このキー操作は,電源を入れ直すのと同じ意味があり,軽率に実行されてはいけない。ふとしたはずみで実行してもいけない」。今日,このキー操作は,マシンが応答しなくなったときにはほとんどの人が使っている。Microsoftはこのキー操作をWindowsに取り入れた。Windowsではシステムへのログオンや,特別なダイアログの表示に利用する。「Ctrl+Alt+Delを考えたのは私だが,有名にしたのはBill Gates氏だ」と彼は冗談を言った。

(Paul Thurrott)

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