Microsoftは「.NET Enterprise Servers」と呼んでいたサーバー製品群の名称を「Windows Server System」に変更したことを発表した。これは,ほとんどの製品名から「.NET」の記述を削除するという以前に発表した計画に従ったもの。Windows Server Systemという名称は,Microsoft Office Systemという名前に変更されたOffice製品群と同様に,包括的で統合された相互運用性のある製品系列を表している。Microsoftによると,これはエンタープライズ分野の複雑さを表したものだという。

 サーバー・プラットフォームを担当するPaul Flessner上級副社長は次のように述べている。「今回の変更には,2つの主要な理由がある。1つ目は,顧客やパートナに明確なメッセージを送ることである。最近,彼らはITが複雑でコストがかかるようになる一方でビジネス的なメリットを見いだすのが難しくなっているという。その意見に答えるものだ。Windows Server Systemでは,包括的で統合された相互運用性のあるサーバー・プラットフォームを提供するとともに,ITの複雑さとコストを削減することを長期的に約束したい。2つ目は,サーバー・プラットフォームとしての新しいブランドを整理するという理由である。われわれがこれまで提供してきたサーバーのビジネスとテクノロジの戦略は基盤となるWindows Serverから始まっている。今回の新しい名称で,上位から下位まで統合されたサーバー・インフラとしての価値を顧客やパートナに対して訴求していく。Windows Server Systemを使うことで投資に対して最大のリターンが得られることを保証するということを,顧客やパートナに知ってもらいたい」。

 Flessner上級副社長によると,Windows Server Systemにはビジネス向けのサーバー製品がすべて含まれる。具体的には,電子商取引向けの製品(BizTalk Server,Commerce Server,Content Management Server,Host Integration Server),データ管理/分析向けの製品(SQL Server),メッセージング製品(Exchange Server, SharePoint Portal Server, Project Server, Real-Time Communications Server),セキュリティ製品(Internet Security and Acceleration Server),管理業務向け製品(Systems Management Server, Microsoft Operations Manager, Application Center)といった製品がある。もちろん,Windows Server 2003はこれらの製品系列の基盤に位置付けられる。

 Microsoftは,この新しい製品ブランドを来週のWindows Server 2003の発表に合わせて大々的に展開していく。各製品の詳細な情報は6月初めに開催されるTech・Ed 2003で公表される予定だ。

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