総務省は4月27日,第3世代移動通信システム「IMT-2000」のうち,国内で未採用の通信方式の技術を検討する「IMT-2000 TDD方式技術的条件作業班」の第3回会合を開催した。作業班の最終会合となった今回は,TDD(time division duplex)方式を実用化するための技術条件をまとめる報告書の内容がほぼ固まった。

 報告書案には,5種類のTDD方式に関する無線諸元などの技術条件や,既に国内でサービスが始まっているW-CDMA(wideband-code division multiple access)やCDMA2000との相互干渉に関する調査結果がまとめられている。

 調査結果に記載されたTDD方式は,(1)「TD-CDMA」(time division-CDMA),(2)「TD-SCDMA」(TD-syncronous CDMA),(3)「TD-SCDMA(MC)」,(4)「iBurst」,(5)高度化PHS--の5種類。

 作業班は正式な報告書として,上位組織の携帯電話等周波数有効利用方策委員会に提出。5月30日に開催予定の情報通信審議会に報告する予定である。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション