ソフトバンクBBは3月29日,携帯電話事業での参入を目指している800MHz帯の割り当てを不服として,昨年10月に総務省を相手に起こしていた行政訴訟を取り下げた。「総務省の割当方針が確定したため,これ以上の訴訟は意味がないと判断した」(ソフトバンク広報室)。

 総務省は2月8日に,2004年8月6日に公開した第3世代(3G)移動通信システム「IMT-2000」で利用する800MHz帯の割り当て基本方針案を,正式な方針とすることを決定。2月9日には,ソフトバンクBBの主張する800MHz帯の免許申請を却下した。800MHz帯の再編は,原案通り新規事業者の参入は認めず,NTTドコモ,KDDI(au)の既存事業者の周波数移行を実施する。

 今後,携帯電話の新規参入は1.7GHz帯と2GHz帯を巡って争われることになる。ソフトバンクBBも,両周波数帯での参入を目指すことになるが,「現時点では今後の方針については未定」(広報室)としている。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション