NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は3月25日から,新セキュリティ・サービス「セキュアUSBメモリサービス」を開始した。社外に持ち出したUSB(universal serial bus)メモリーを紛失しても,記録してある重要情報の漏えいを防げる。

 新サービスは,USBメモリーに重要情報を格納する際に特殊な“加工”を施す。具体的には重要情報を社外に持ち出す際に,インターネットVPN(仮想閉域網)経由でNTTコムの専用Webサイトに情報を送信し,一つでは意味をなさない三つのデータに分散する。これらのデータ“破片”を異なる経路で社外に持ち出し,再び復元することで,移動中の漏えいを防ぐ。

 三つに分散したデータのうち,一つはUSBメモリーに格納する。残りの二つはメール添付や宅配便などで持ち出す。データの復元には三つのうち二つのデータが必要なため,このうちの一つを紛失しても情報漏えいとはならない。また,三つのうち一つを紛失しても残る二つのデータから元データを復元できる。分散データはNTTコムのWebサイトに保管されているため,データを紛失しても再ダウンロードや新たな分散データの作成が可能である。

 料金は,初期費用が10万円で,専用プログラムを保存したUSBメモリー5本が含まれる。月額料金は15万円からとなる。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション