日本テレコムは12月15日,「仕事とゆとりある生活との両立」をテーマとしたITツールのトライアルを開始した。同社の社員6人が2005年3月まで,テレビ会議や遠隔監視などの最新サービスを利用しながら生活。ワークスタイルや生活にどのような変化が生じるのかを検証する。

 実験モニターの社員は,保育園児の子供を抱える40代前半の既婚女性や全国への出張が多い50代後半の既婚男性,自宅で熱帯魚を飼育している20代後半の独身男性などさまざま。それぞれが求めるワークスタイルや生活スタイルに合わせたITツールを利用して,4カ月間生活する。利用するITツールはテレビ会議や電話会議といった既にサービス中のものもあるが,遠隔操作で熱帯魚に餌をあげるサービスなど,今後開始予定の新サービスも含まれる。

 トライアル後,モニター社員6人へのアンケートで勤務時間や移動時間の変化などを調査。さらにモニター社員にインタビューを実施し,仕事の業績への影響や生活への影響などをヒアリングする。また実験期間中は,社員モニター6人が日本テレコムのホームページ上のブログに書き込み,ITツールを利用した感想などを公開していく。

 日本テレコムの狙いは新サービスの法人市場へのアピール。「今後の法人市場に向け,社員の働き方を提案していきたい」(日本テレコム)。まずは法人市場に向けた売り込みだが,「今後は個人に向けたITの活用も提案していきたい」としている。

(白井 良=日経コミュニケーション