ソフトバンクBBは9月30日,グループ会社の日本テレコムの固定電話サービス「おとくライン」の契約者向けにADSL(asymmetric digital subscriber line)サービス「Yahoo! BB 8Mおとくラインタイプ」を提供すると発表した。

 おとくラインは,日本テレコムがNTT東西地域会社の加入電話用に引いた回線を「ドライ・カッパー」として借り受けて電話やISDNを提供するサービス。東西NTTとは違う設備で電話サービスを提供するため,おとくラインを契約すると,これまでのADSLサービスは利用できない。

 おとくラインの提供開始は12月1日からの予定だが,Yahoo! BB 8Mおとくラインタイプは,先行して10月1日から提供する。同タイプを申し込んだ利用者は,おとくライン開始までは,東西NTTの加入電話を利用してADSLサービスを利用することになる。その後,おとくラインが始まった時点で日本テレコムのドライ・カッパーを利用することになる。

 モデム・レンタル料を含めた月額料金は,NTT東日本エリアが3198円,NTT西日本エリアが3206円。10月1日から11月30日までにおとくラインまたはYahoo! BB 8Mおとくラインタイプを申し込むと,ADSLサービス料(月額1039円)が最大1年間無料になるキャンペーンも実施する。なお,IP電話サービス「BBフォン」は提供しない。

 ソフトバンクBBでは,ADSLの速度を8Mタイプにした理由として「最も利用しやすい料金水準にした結果。今後,より高速なメニューを用意するかどうかは検討中」(広報室)と説明する。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション