米国際貿易委員会(ITC)は,米Qualcommを不正取引行為の有無について調査開始した。米Broadcomが米国時間6月20日に明らかにしたもの。ITCは,Qualcomm社がBroadcom社の特許に抵触するベースバンド・チップまたはチップセット,トランスミッタ,無線チップ,電力制御チップ,およびこれらを内蔵した製品を輸入したか否かを調べるという。

 Broadcom社は5月19日に,Qualcomm社によるこれらデバイスの米国輸入および米国内販売を停止するようITCに申請していた。

 Broadcom社によると,ITCは審問を行ったのち,2006年初頭に仮決定を出し,2006年後半に最終判決を言い渡す予定。

 ちなみにBroadcom社は5月に,有線および無線通信とマルチメディア処理技術に関する同社の10件の特許をQualcomm社が侵害しているとして,カリフォルニア州中部地区連邦地裁に2件の訴訟を起こしている。

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