オープンソース・ライセンスの承認を行うOpen Source Initiative(OSI)の会長であるRussell Nelson氏が,オープンソースとして認定する際に適用する3つの新規定を提案した。同氏が米国時間3月2日に,ライセンスについて議論するメーリング・リストへの投稿で明らかにしたもの。「これらの規定を満たさないライセンスは認定しない」(同氏)とする。

 各規定の概要は以下の通り。

・既存ライセンスと重複しないこと:
 新しいライセンスは,認定済み既存ライセンスがカバーしていない問題を解決するために設ける

・簡潔で理解しやすいこと:
 法律の専門家向けではなく,一般の人々にも理解できるように記述する

・再利用可能なこと:
 特定の個人,組織,プロジェクトの名称を差し替えるだけで,ライセンスの条件を変えることなくほかのオープンソースにも適用できるようにする

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,Nelson氏は「新規定に合致しない認定済みライセンスを取り消すことはしないが,OSI Goldという認定メニューを設ける可能性がある」と述べたという。

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[Nelson氏の投稿]