米国電気電子技術者協会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)は, WPAN(wireless personal area network)における60GHz帯の利用に関して研究する団体の設立を米国時間10月2日に発表した。

 WPANは,通常10メートル以内における短距離の無線通信を行なう。あまり利用されていない7GHz幅の無線周波スペクトラムは,ほぼすべての電子機器との干渉が回避できるとともに,壁や床を通過しやすいため,同一の建物内でより多くのWPANが利用できるという。

 「mmWIG(Millimeter Wave Interest Group)」は,高速WPAN規格「IEEE 802.15.3」向けのミリ波ベースのPHY(物理層)の開発努力の一環として同年7月に設立された。第1回目の会議は9月にシンガポールにて実施されている。

 同グループは,WPANで使用するミリ波帯ベースの標準の基盤に興味がある人に参加を呼びかけている。詳細はWWWサイトに記載されている。

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