Webアプリケーションやコンテンツを手掛けるベンダー9社が米国時間5月15日に,ネット上に散らばる複数のアプリケーションをユーザー・サイドで動的に取りまとめてWebページを構成する記述言語「Edge Side Includes(ESI)」を推進することを明らかにした。発表したのは,米Akamai Technologies,ATG,米BEA Systems,Circadence,Digital Island,米IBM,Interwoven,米Oracle,米Vignette。

 策定するのは,Webページをパーツに分けて定義し,ネット上に存在する複数のWebアプリケーションによってWebページを動的に作り上げることを可能にする枠組みである。9社は共同でドラフト版を完成し,Webサイト(http://www.edge-delivery.org)で公開を始めた。

 米Macromedia,Mirror Image,Open Market,SilverStreamの4社もESIへの支持を表明している。各社はサーバー・ソフトウエアやインフラ・ソフト,コンテンツ管理,コンテンツ配信などでESI仕様を普及させることで,相互運用性を高め,開発期間の短縮やコストの低減を図る。

 「豊富なコンテンツをネットワークの端(Edge)から端まで配信することは技術的にも容易ではない。企業がコンテンツやアプリケーションを,データ・センターからエンド・ユーザーの地点まで送り込む機能を持てれば,性能が飛躍的に向上し,帯域幅の効率も高められる」(米Garter,Research DirectorのRob Batchelder氏)。

 なお,コンテンツ配信技術の標準化団体としては,米Inktomi,米Adero,米America Online(AOL)の3社が中心となって2000年8月に結成した「Content Bridge」や,同月末に米Cisco Systems,英Cable & Wireless,米Digital Islandが設立した「Content Alliance」がある。

 「Content Bridge」には米Intelや米Sun Microsystemsも参加している。また,AOL社,Sun社とも「Content Alliance」にも参加している。

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