STB向け組み込みソフトウエア・ベンダーの米OpenTVは米国時間10月5日,米国特許商標庁(U.S. Patent and Trademark Office)に対して自社特許の適用範囲を拡大する申請を行ったと発表した。

 適用範囲拡大の対象は,OpenTVが保有しているSTBを使ったオンライン・ショッピングに関する特許(タイトルは,“Apparatus for transmitting and receiving executable applications as for a multimedia system”,米国特許番号は,US5,819,034)。1994年4月28日に申請し,1998年10月6日に成立している特許で,米Amazon.comが保有している「1-Click」技術も特許の請求範囲とするものだ。

 「当社の米国特許5,819,034は,明らかにサーバーや双方向TV環境でのワン・クリック・ショッピング技術をカバーするものと確信している」(OpenTV知的財産権担当のCraig P. Opperman氏)。

 「OpenTV社は3年以上も前にすでに特許を申請している。我々の特許の範囲と認められれば,Amazon社は使用できなくなる」(同氏)と主張する。

 ちなみに,米Apple Computerは米国時間9月18日に米Amazon.comのもつ「1-Click」技術の特許と商標について,Amazon.com社からライセンス供与を受けたと発表している。この契約のもとApple社は同社のオンライン直販店舗「The Apple Store」(http://www.apple.com/)に1-Clickを導入した。

 Amazon.com社の主張する1-Click特許は97年9月12日に申請し,99年9月28日に成立した特許である(米国特許番号5960411:Method and system for placing a purchase order via a communications network)。1-Click技術とは,顧客がWWWサイトで買い物をする際に,支払いや発送先などの情報を一度登録しておけば,二度目の買い物からはこれらの情報を入力しなくてもすむようにする技術。

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