「APIエコノミー」の考え方が普及し、企業は既存のソフトウエア資産にAPIを設けて外部に開放するようになった。「マイクロサービスアーキテクチャー」という設計思想を基に、システム全体を互いに独立性が高く粒度の小さなサービスの集合体として構成し、サービス同士をAPIで連携させることも珍しくなくなっている。

 そうしたAPIの作成・管理の専用サービスとして、AWSは2015年から「Amazon API Gateway」を提供している。API Gatewayでは複雑なプログラミングをすることなく簡単に、APIの公開に必要な機能を用意できる。

 API Gatewayでは、「情報リソースに対する操作がHTTPメソッドで定義されている」「APIのやり取りがステートレス」といったRESTの原則に則ったRESTful APIを対象とする。

 API GatewayはそんなAPIの外部公開を支援するマネージドサービスだ。APIの配布や認証/認可、バージョン管理、モニタリング、スロットリング(流量制御)などの機能を持つゲートウエイを構築し運用管理をする必要がない。

 本稿ではまずAPI Gatewayの代表的な機能を取り上げて解説する。さらにAPI Gatewayを用いた非同期型のアーキテクチャー例を示し、合わせてAPI Gatewayの特性や性能の検証を行う。

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