Auroraは、MySQLをベースとして、SQL、トランザクション処理、キャッシング、ロギングなどRDBの要素を分解し、AWS上での稼働を前提に一から再構成したもの。MySQLと互換性があるが、アーキテクチャーは全くの別物。新種のRDBが登場したと考える必要がある。

 その新しいアーキテクチャーによって、耐障害性、拡張性、性能が特に優れるとされるが、どれほどのものか。2016年5月号は、Auroraのアーキテクチャーを解説したうえで、耐障害性と拡張性の評価を示す。性能の評価については、2016年6月号に掲載する予定だ。

 さらに翻訳センターのケーススタディで、シンプルな参照系システムのデータベースを、従来のRDBサービスであるAmazon RDS for Oracle DatabaseからAuroraに移行した事例を掲載する。この事例では、データベース定義およびデータの移行でAWSのツールを活用した。ツールによって移行作業をどれだけ自動化できるのかを見てほしい。

 一方、Azure SQL Databaseは、Microsoft SQL ServerがベースのRDBサービス。評価の主眼になるのは、Azureの仮想マシンでSQL Serverを稼働させる、という従来方式との比較だ。あるシステム構築プロジェクトを題材に、Azure SQL Databaseと従来方式を比較した結果や、性能拡張のためスケールアップしたときの挙動を示す。

出典:2016年5月号(4月20日発行)
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