米Amazon Web Services(AWS)は2016年11月28日~12月2日(米国時間、以下同じ)、最大の年次イベント「AWS re:Invent 2016」を米ラスベガスで開催した。

 11月30日の基調講演に登壇した、AWSのアンディ・ジャシーCEO(最高経営責任者)は、「年間売上高は138億ドルになる見込み。年率55%の伸びだ」と業績の好調さを強調(写真1)。2006年3月のサービス開始から約10年で、1兆円規模の企業に急成長したことに胸を張った。

写真1 米AWSのアンディ・ジャシーCEO
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 基調講演の最後に、ジャシーCEOは次の10年の展望を語った。これまでの10年に比べるとそれほど大きな変革を起こせないのではないかという懐疑的な声に対し、「今後の10年間はさらに、ユーザーのビジネス変革を推進できる」(ジャシーCEO)と切り返す。

 ジャシーCEOが話すビジネス変革とは、「顧客体験の向上」だ。今回のre:Inventで発表したサービスは、データ分析やサーバーレスなど既存の領域を補強するものと、AI(人工知能)やコグニティブ(認知)コンピューティング関連など、競合のクラウドサービスに後れを取っていた領域をてこ入れするものが主だった(表1)。AIやIoT(Internet of Things)を駆使してあらゆるデータを可視化し、そこから得た知見を顧客体験の向上に生かすための布石といえる。

表1 AWSが11月30日に発表した新サービス・機能
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