AWS Summit Tokyo 2016の初日の基調講演には、米GE Global Research IT CTOのエリック・タッカー氏が登壇した。

米GE Global Research エリック・タッカー氏(撮影:渡辺慎一郎=スタジオキャスパー)

 「長い歴史を持つGEは今やハイテク企業。エネルギーや輸送、ヘルスケアといった事業で革新を起こしている。チャレンジは続いていて、この5年間で会社を作り変えた」。講演の冒頭、タッカー氏はGEの今の姿をこう説明した。GEが変革を急ぐ背景には「この10年でデジタルが業界を破壊してしまった」(タッカー氏)ことがある。

 GEが変革を進めるなかで、「クラウドは文化的な変化をもたらした」とタッカー氏は話す。GEがAWSを使い始めたのは2011年。その後、活用を進めた2014年ごろ、クラウドは技術だけでなく文化を変えることに気付いたという。

 「オープンソースでコードを共有するように、クラウドではデータを共有できる」(タッカー氏)。ビッグデータを解析し洞察(Insight)を得られるかどうかが、ビジネスの成否を決めるとタッカー氏は強調した。

 クラウド活用では、「自動化も重要」とタッカー氏は指摘。「自動化することで、これまでシステム担当者に頼んでいた作業を、営業社員がボタン一つでできるようになる」。データ分析のスピードを上げたり、試行錯誤の回数を増やしたりといったことが容易になるとした。

 この基調講演を皮切りに、ユーザー企業の担当者がクラウドの活用について語る講演が多数行われた。そのなかから厳選した、ココカラファイン、アズビル、大阪ガス、KDDI、キヤノン、千趣会、ロイヤリティ マーケティング、良品計画の講演内容を以降に掲載する。

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