オートバックスセブンは2018年3月、会計と物流システムのオンプレミス(自社所有)環境としてハードウエア一式を設置し、運用や監視を委託していた外部データセンターの利用を終えた。いずれもAWSへ移行した(図1)。

図1 SAPの会計システムや独自開発の物流システムをAWSに移行
[画像のクリックで拡大表示]

 会計システムが欧州SAPのERP(Enterprise Resources Planning)パッケージを利用していたのに対し、物流システムは独自開発したものだ。データベースはいずれもOracle DBを利用する。

 同社がAWSへの移行を決断した理由は二つある。一つはITコストの削減だ。IT戦略部の伊藤伸夫 部長は「小売りの売上高に対し、2%弱にまで増えたITコストの削減が課題だった」と話す。

 ハードウエア保守の更新期限が迫っていたのも理由の一つだ。「オンプレミス環境のままだと、ハードウエアの新規購入やソフトウエアのバージョンアップに伴う保守・運用に多くのコストが掛かる。そこで同じデータセンターを利用していた会計、物流システムをクラウドに移行する案が出た」(IT戦略部の五孝 明氏)。

 2017年4月に、オンプレミス環境とクラウドでの運用コスト比較などを実施した(図2)。

図2 AWS移行の主な経緯
[画像のクリックで拡大表示]

 五孝氏は「実績やユーザー数の多さを評価し、AWSの採用を決めた」と語る。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら