「AI(人工知能)を使うことで、旅行添乗員のような自然な会話が実現できる。今まで弱かった旅行中の顧客との接点強化につなげたい」。JTBの吉永善顕 訪日インバウンドビジネス推進担当マネージャーは、訪日外国人旅行者向け観光支援スマートフォンアプリ「JAPAN Trip Navigator」開発の目的をこう話す。

 JTBはナビタイムジャパン、日本マイクロソフトと協業し、2018年2月にJAPAN Trip NavigatorのiOS版を提供開始した。翌3月にAndroid版も提供済みだ。

 同アプリは訪日外国人旅行者に対し、JTBが提供する100通り以上の観光モデルプランや、JTBが選んだ約3600件以上の訪日外国人旅行者向けの観光スポット情報を配信する(図1)。

図1 AIによるチャットボットを使った観光ガイドアプリを開発
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 特色の一つが、アプリ画面に常駐する巫女をイメージしたチャットボット「Miko」による観光スポットの検索機能だ。

 Azureの認知AIサービスである「Microsoft Cognitive Services」などを駆使し、テキストベースのチャットボットによる観光スポットやモデルプランの検索機能を実現した。画像認識AIを使った、画像による観光スポットの検索機能も備える。

 観光サービス関連企業との協業を通じた機能強化も視野に入れる。JTBの坪井泰博 取締役 訪日インバウンドビジネス推進部長は「直近では無料Wi-Fi(無線LAN)やタクシーの配車、レストランの予約などについて話を進めており、早期に実現したい」と語る。

 協業による機能強化は、API作成・管理サービスの「Azure API Management」を使い、今後予定するアプリの次期開発段階で対応する計画だ。

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