不動産業界向けに物件管理や顧客管理のクラウドサービス「いい物件One」を提供する、いい生活。同社は2015年7月、オンプレミス環境で稼働していた欧州SAPのERP(統合基幹業務システム)をMicrosoft Azure 上に移行し、本稼働を開始した。

 2017年中にはSAPのCRM(顧客関係管理)や人事システムなど、オンプレミス環境にある全業務システムを、Azureに移行する計画だ(図1)。

図1 いい生活の業務システムの概要とクラウド移行の狙い
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 同社がAzureへの移行を進める狙いは、インフラの運用・管理の負荷を軽減するため。いい生活 Webソリューション開発グループ 業務システム部 部長の長峯太郎氏は、「現状、5人のシステム部員でインフラを運用管理している。事業が順調に拡大するなかでIT活用推進や業務効率化など、よりビジネス貢献の高いIT業務に集中したかった」と話す。

 いい生活 執行役員 CIO Webソリューション開発グループの鈴木隆喜氏は、「2014年度の予算を組む段階で、社内インフラについてはIaaS (Infrastructure as a Service)に移行する方針が決まった」と話す(図2)。IaaSベンダーから5社程度を選び、2014年9月に候補のクラウドサービスをAWSとAzureに絞った。

図2 システム移行の流れと苦労したポイント
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