農学部の大学院を卒業後、人と接する仕事を求めてNTTデータに入社。NTTデータのSEである二十軒悠里(にじっけん・ゆり)氏は、公共サービス系の顧客向けシステム開発の現場でリーダーを務める。大学時代に熱中していたチアリーディングのように、笑顔でチームをリードするのがモットーだ。

(聞き手は戸川 尚樹=ITpro編集長、編集は小笠原種高=フリーライター)

仕事の内容を教えてください。

 テレコム・ユーティリティ事業本部で、電力やガスなど公共サービス系の顧客企業向けのシステム開発を担当しています。入社以来10年以上、ずっとSEとして働いています。

撮影:小笠原 種高、以下同じ
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 私が担当している顧客企業で、大型システムが2016年4月に稼働しました。現在は追加開発や保守を進めていて、そのプロジェクトリーダーを務めています。その要員数はパートナー企業のメンバーを含めて約100人で、そのうち当社の社員は20人ぐらいです。

新卒入社ですか。

 はい。2006年に大学を卒業し、NTTデータに入りました。大学時代は農学部で生命科学分野の研究をしていて、大学院まで進みました。パソコンを使っていたことぐらいで、今の仕事とはあまり関係がない分野を専攻していました(苦笑)。

 周囲を見ると、食品メーカーや製薬会社などの研究開発職に進むのが王道だったのですが、私は研究開発職は志望しませんでした。「もう少し人と接する仕事をしたい」という思いがあって、様々な企業を研究し、NTTデータに入社しました。

SE一筋10年、どのようなところにやりがいを感じますか。

 システム開発の仕事は、お客さんが「こんなことをしたい」ということをシステムとして形にしていくわけです。この過程でお客さんと話をして、調整をしていくことが私は面白いと思っています。

 「こうしたい」という要望を全て聞いてシステム化したとしたら、多くのケースで収拾がつかなくなり、とんでもないことになってしまいます。ですから、「このようにすると良いでしょう」と自分で考えて、お客様に提案しながら、物事を前進させていくところに、やりがいを感じます。

 チームで進める仕事という点も魅力です。システム開発の仕事は複数のメンバーで手掛けるもので、パートナー会社や他の部署など様々なメンバーとチームを組んで、目標とする成果物を作り上げていきます。こうしたところに面白さを感じます。