ミーティング欠席、周囲に事情をきちんと伝える

 何が重要かを順番に並べて、何を優先するか。どれをあきらめるか。どちらかというと私は完璧主義なので、「ミーティングに出席できず残念」と苦しむこともありますが、以前よりは割り切って考えられるようになりました。

撮影:小笠原 種高
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 優先順位をつけて仕事を進めるためには、周囲の皆さんの理解と協力がなければできません。例えば、家庭の事情で、ミーティングを急遽、遅刻したり欠席したりすることになった場合、お客様やメンバーにそのことを正直に伝え、理解していただいています。ありがたいことです。

 私は、周囲に事情を伝えることができるようになったので、精神的にかなり楽になりました。でも、それができていないメンバーもいます。そうした場合、「もっと周囲に事情を伝えたほうがいいよ」とアドバイスするようにしています。転職してきた人も戸惑うことがあると思いますので、「困ったら必ず言ってね」と声がけしています。

仕事と家庭を両立させるには、周囲に伝える勇気が必要ということですね。

 はい。私だけでなく皆さんも、様々な事情を抱えて仕事をしています。チームのメンバーがハッピーになれるよう、「これは、きついということがあれば言った方がいいよ」と。働き方改革の第一歩は、皆が家庭などの諸事情を伝えやすいカルチャーを作ることだと思っています。

今のお仕事で、女性である点が不利だと感じることはありますか。

 私はラッキーなのかどうか、女性だからといって仕事で不利だと思ったことはありません。ただ、お客様の会社で女性の上長クラスの方がいないときも多く、いろいろと気をつかうことはありますけど。

気分転換はどのようにしていますか。

 仕事で何らかの壁にぶつかったときは、仕事からいったん離れるため、家族と温泉に行くなどしてリフレッシュします。家や職場でないところに移動するのがいいです。

 あとは「この人」と決めている信頼できる相談相手がいますので、本音を打ち明けて、アドバイスをもらうようにいています。自分のこれまでの歩みや仕事の実績を知っている方に会って相談すると、それまで忘れかけていた自分のやってきたことを思い出すことができて、元気が湧いてきます。

 「交渉がまとまらず悩んでいたときに、経営者に直談判して打開したことがあった」という昔のエピソードを、相談相手が思い出させてくれて、元気が出てきます。昔から長くお付き合いしている方の存在は、大きな心の支えです。