ストレス要因では、全ての項目でストレス症状の高い人と低い人で顕著な差が見られた。対人関係ストレスは6倍、適性度、働きがいの低さは5倍、職場環境のストレス度、コントロール度の低さ、技能活用度は3倍、身体的負担を感じる人は2倍の差がそれぞれあった。

 周囲のサポートに関する差も大きい。ストレス反応が高い人は低い人に比べて、上司のサポートは3分の1、同僚のサポートは2分の1、家族・知人のサポートは6割程度にとどまっている。

●調査概要

期間:2015年6月15日~8月16日、第14回全国スキル調査(主催:特定非営利活動法人ITスキル研究フォーラム、以下iSRF)の枠組み内で実施
対象:ITエンジニア、組み込みエンジニア、一般企業の情報システム部門などに携わるエンジニア
方法:iSRFの全国スキル調査サイト上で、調査参加者が年齢、経験、担当業務などのフェイスシートに加えて、自身が感じているストレス度や労働時間、睡眠時間などについて5段階のチェック方式で回答(自己申告)
項目:厚生労働省指定の57項目に加え、iSRF独自の調査項目として、ストレス抵抗力に関する設問13項目と食事、運動、睡眠などについての生活習慣の設問12問を追加

iSRF「ITエンジニアのストレスチェック実態調査」
村田 陽子(むらた ようこ)
保健師・看護師
自衛隊中央病院高等看護学院卒業。北海道立衛生学院保健婦科卒業。自衛隊札幌病院透析室勤務。朝日新聞健康管理室、HOYA健康管理室で健康相談、健康教育の業務に携わる。1990年より、フリー保健師として企業研修、医療職研修、健康づくりアセスメントの開発など多方面に活躍。1995年7月、有限会社ビーイングサポート・マナ設立、代表取締役社長。2001年11月、NPOまな市民後見セーフティネット設立、理事長となる。2013年、一般社団法人日本開業保健師協会会長に就任。
出典:ITpro 2016年4月18日公開
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