三つのエリアのうち、リフレッシュルームのすぐ隣に設けられているのが“ワイガヤ”と呼ぶコミュニケーションエリア。ソファや円形の机が置かれた、リラックスできる空間だ(写真5)。白く大きな壁とプロジェクターも用意されており、壁に何かを投影しながら勉強会やイベントを開催することもできるようになっている(写真6)。

写真5●“ワイガヤ”エリア。丸いテーブルやソファが置かれたオープンな空間
[画像のクリックで拡大表示]
写真6●天井のプロジェクターと壁を使って、勉強会などを開催できる
[画像のクリックで拡大表示]

 その隣が、コラボレーションのエリア。仕切りのない大きな机が置かれており、向かい合って仕事をするスタイルを想定している。取材時には、実際に複数人が和やかに話をしながら作業を進めていた(写真7)。

 リフレッシュルームから最も遠い位置にあるのが、集中エリア。机と机の間には仕切りが置かれ、自分の作業に没頭できるようになっている(写真8)。集中エリアには、電話も置かれていない。この席にいる間は電話応対をする必要がないため、作業が中断されない。

写真7●コラボレーションのエリア。仕切りのないスペースで顔を合わせて仕事をする
[画像のクリックで拡大表示]
写真8●集中エリア。向かいの机との間は仕切りで区切られており、電話も置かれていない
[画像のクリックで拡大表示]

 機密情報を扱う人事担当者など一部の社員は固定席だが、それ以外のスタッフは三つのエリアを自由に選べる。ただ、「1日に1回は、エリアを移動するというルールを作っている」(大野氏)。移動を促すことで、社内の交流を広げる狙いだ。

 クラウドインテグレーション部 技術1課の松本幸祐氏は「以前は営業担当者と話す機会はそれほどなかったが、今はコミュニケーションエリアに行けば会える。違う部署の人との会話は刺激になる」と効果を実感する。作業が立て込んでいるときは集中エリアにこもり、誰かと話をしたくなったらコミュニケーションエリアに行くといった気分転換がしやすいことも利点という。