クラウドから生まれる様々な革新的ビジネスモデル

 デジタル技術との親和性が高いネット企業だけでなく、あらゆる業種・業態の企業でデジタルトランスフォーメーションが進んでいる。

 例えば製造業では、生産設備の稼働状況や実績を可視化して、工場の安定操業や効率の高い生産活動を実現するスマートファクトリーが実現しつつある。また、製品にセンサーを組み込み、その利用状況や所在をリアルタイムでチェックして、様々なサポートを提供するビジネスの「サービス化」も加速している。

 流通・小売業では、ICチップを活用したリアルタイムの在庫管理、スマートフォンなどを活用した顧客動線の把握、決済のスマート化、さらには無人店舗まで登場。自動運転による流通の効率化にも期待が高まっている。金融業でもFinTechと呼ばれるテクノロジーを活用した金融サービスが増え、農業などの一次産業でもIoTを活用した事例がある。

 このようにデジタルテクノロジーは、既存ビジネスを根本から破壊し、全く新しい形へと変貌させつつある。既存ビジネスに安住しようとしている企業は、このままでは淘汰されていく可能性が高い。

 もちろん、この状況はピンチであると同時にチャンスでもある。ただし、チャンスをつかむにはITに対する発想も根本から変えなければならない。具体的には、IoTやAIといった新しい技術を取り込み、それをビジネスに生かしていくには、オンプレミスや自社データセンターで構築した旧来型のシステムでは、とても要求されるスピードに対応できない。実際、多くの革新はクラウド上から生まれている。

 では、既存のビジネスを遂行しながら、将来を見据えてクラウドへのシフトを進める場合には、どんなポイント、アプローチがあるのか。いくつかのベストプラクティスを紹介していこう。

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