ミリ秒単位のパフォーマンス向上はFX業界の使命

 デジタル時代のビジネスは、顧客に、より良い価値と体験を提供するカスタマー・エクスペリエンス(CX)の向上が欠かせない。いかに、よりよい顧客体験を提供するか。CXの向上はあらゆる産業におけるビジネスの生命線といっても過言ではないだろう。

 情報の鮮度がものをいう証券業界は、特にこの傾向が顕著だ。刻一刻と変動する株価や為替情報をタイムリーに提供し、ベストなレートで顧客の取引をサポートする。この実現に向けて、大きな一歩を踏み出した企業が、外国為替証拠金取引(FX)サービス事業を展開するセントラル短資FXである。

 同社はインターバンク市場における仲介業務を営むセントラル短資グループの一員として、業界最高水準のスプレッドを誇る裁量取引サービス「FXダイレクトプラス」、数百種類ものストラテジーが選べるシステムトレードサービス「セントラルミラートレーダー」などのサービスを提供する企業だ。

セントラル短資FX株式会社
市場業務部
部長
清水 純氏

 「FX取引はスピードが命です。レートの変動をタイムリーに表示し、素早く約定することが、お客様の利益の最大化につながります。取引サービスはお客様の大切な資産の形成・運用を担うもの。システムには高いレベルの信頼性・可用性も求められます」と同社の清水 純氏は述べる。

 同社のFXサービスは、2つのハイブリッド・ストレージをベースに構築したOracleデータベース(DB)環境で運用していた。そのパフォーマンスに特段の問題があったわけではないが、FX業界はミリ秒単位のパフォーマンス向上で各社がしのぎを削る熾烈な業界だ。「現状に問題がないからといって満足はしていられません。扱うデータ量が加速度的に増える中でも、より速く、より鮮度の高い情報をタイムリーに提供する。これは競争力の源泉ともいえる至上命題です」と清水氏は語る。

 同社では最終的に、FXレートの更新頻度を高め、顧客に対して最適な投資機会をより多く提供することに成功している。次ページ以降では、同社の取り組みとそれを支えた仕組みをひも解き、成功の要因を考察していく。



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