ライバル企業はどのようなITの課題をもっているのか

 ITの導入が経営戦略やビジネスモデルに直結するデジタルトランスフォーメーション時代、IT担当者がすぐに着手できる経営改善は、身近な経営資源にも存在する。それはデバイスやソフトウェアなど、日ごろ当たり前のように使っているIT環境だ。

 身近で、あるのが当たり前のIT環境にこそ、常に進化し続けるテクノロジーに目を向け、最適なツールを導入することで企業競争力は高まることは間違いない。一方で、ライバル企業のIT担当者が現在どのような課題をもち、ITツールを導入しているかをなかなか知る機会は少ない。また、大企業(1000名以上)と中小企業(1名~999名)によって、ITツールの活用に課題と感じているところが異なることが分かった。

 技術の最新動向だけでなく、業界やライバル企業の現在地を知り、自社のベンチマークにできるかが競争を勝ち抜く大事なポイントとなる。

 今回、日経 xTECH Activeでは、「ITツール導入に対する意識調査」※を実施した。IT担当者がどのような課題をもち、具体的にどのように取り組みが行われているのか。調査結果は大きな学びとなるはずだ。早速、調査結果から現状を紐解いていこう。

※2018年8月10日~8月31日、日経 xTECH Active読者を対象に調査。(有効回答数:1065)

 図1は、現在感じている組織の課題について聞いたものだ。働き方改革や採用難などを背景に、最も回答が多かったのが「社員の生産性向上・効率化」だ。以下、「知識・ノウハウの継承と蓄積」「人材力・組織力の強化」「新規事業・新技術。新製品の開発」「競争力・サービスの強化」と続く。

図1 現在感じている組織の課題(n=1,065)
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 では、現在感じている組織の課題について、大企業と中小企業にはどのような違いがあるのだろうか。それを紐解いたのが図2だ。

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