ますます広がりを見せるワークステーションの活用法

 業務用PCを凌ぐパワーを持ち、信頼性・堅牢性が非常に高いワークステーション。欧米を中心に、このワークステーションの人気が高まっている。ワークステーションといえば、設計エンジニアやデザイナーなどクリエイティブな業務のための端末というイメージが強いが、用途も利用のすそ野も広がりを見せ、その市場規模はワールドワイドで堅調な成長を続けている。

Dell
Product Planner, Precision Workstations Product Group
ロナルド・ロバート氏

 成長の要因の1つは、AIや機械学習といったデジタルテクノロジーの進化と普及にある。「例えば、医療分野ではMRIやCTの画像を解析し、病気の予兆を早期に検知する取り組みが進んでいます。建築分野では建物の設計だけでなく、人流をビデオ解析してフロアデザインの最適化に役立てています。そのエッジデバイスとしてワークステーションが活用されているのです」。デルでワークステーションの製品企画を担当するロナルド・ロバート氏はこのように話す。これまでワークステーションが使われなかった分野でも、その利用が進んでいるのだ。

 端末の小型化・軽量化も市場の成長を後押ししている。タワー型並みのパワーを持つモバイルワークステーションがより小型・軽量化され、パワフルな仕事もオフィス以外で行えるようになった。「AR(拡張現実)やVR(仮想現実)を活用したデザインのプレゼンテーションをお客様先で行う。そんな使い方へも広がりを見せています」。こう語るのは、ロバート氏と同じくデルでワークステーションの製品企画を担当するグレン・ブラウン氏だ。

Dell
Product Planner, Precision Workstations Product Group
グレン・ブラウン氏

 そしてもう1つ、大きな要因がコストパフォーマンスの向上である。ワークステーション自体のパフォーマンス向上に加え、より買い求めやすいエントリーモデルも数多く提供されるようになった。コストがネックとなってワークステーションに手が届かなかったユーザーも購入しやすくなっているのだ。

 選択肢の広がりとともに重要になるのが、最適なワークステーション選びである。業務を支えるワークステーションは生産性に直結するだけに、様々な要件を考慮する必要がある。自分の業務に最適なワークステーションは何か。次頁以降で、用途別に最適なワークステーション選びのポイントを紹介しよう。

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