情報システム環境の多様化が進む中で、存在感を増しているのがクラウドだ。こうした中、通信事業者の強みを最大限に生かしてグローバルにクラウドを展開しているのがNTTコミュニケーションズである。同社が提供するエンタープライズ向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」では、データ移行とバックアップ機能の拡充にあたり「Arcserve UDP」を採用した。その理由やユーザーのメリットをNTTコミュニケーションズの髙橋氏、日数谷氏とArcserve Japanの中田氏に伺った。

左から、Arcserve Japan 中田氏、NTTコミュニケーションズ 髙橋氏、日数谷氏

アジャイルなネットワークSDNを採用したクラウドサービス

 NTTコミュニケーションズが提供する「Enterprise Cloud」(以下、ECL)、このクラウドサービスを一言で表現するなら、世界で初めて商用としてネットワークにSDN(Software Defined Network)を採用した、エンタープライズ向けクラウドサービスだ。2012年6月に提供を開始し、2016年3月にECL 2.0へサービス内容を進化させた。ECL2.0では、企業の基幹システムや業務システムなど既存システム搭載に最適な専有型クラウドを提供。共有型クラウドで提供される仮想サーバーのみならず、ベアメタルサーバー、マルチハイパーバイザー対応仮想化環境をラインナップしている。また、SD-Exchangeと呼ばれるSDNベースの新ネットワークサービスも提供し、管理ポータル「Cloud Management Platform」にてクラウド環境のみならず、コロケーション環境、他社パブリッククラウドまでのネットワーク設定・変更がオンデマンドで行える高い柔軟性を実現した。

図1●Enterprise Cloud サービス概要
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 ECL 2.0を展開するにあたって、同社ではラインナップしたサーバー間を顧客がスムーズに移行できるマイグレーションソリューションを、バックアップツールによって提供したいと考えていた。

 「共有型の仮想サーバーでスモールスタートしたが、業容拡大したので専有環境へ移行したい」などといった変化対応が今日では日常的なものだからだ。複数のベンダーとの検討において、同社の考えに一番共感したのがArcserve Japanだった。

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