あらゆるシステムに広がる「クラウドファースト」

 オープンかつ柔軟な環境と、多彩な機能を提供するMicrosoft Azure。新しいアイデアを短期間で実装する基盤として、数多くの企業に活用されている。これを後押しする要因の1つが、デジタルトランスフォーメーションへの取り組みだ。IoTやビッグデータ、AIなどを活用したサービスのリーンスタートアップを実現するため、プラットフォームに採用するケースが増えている。

 また、高い信頼性やスケールのしやすさ、Windows環境との親和性などを評価し、実ビジネスで使用中の業務システムをMicrosoft Azureへ移行する「リフト&シフト」の動きも広がっている。サーバーリプレースのタイミングで、社内システムを段階的にMicrosoft Azureへ移す事例も目立つようになってきた。つまり、実験的な取り組みや新たなサービスの立ち上げ時のみならず、あらゆるシステムにおいて「クラウドファースト」が一般化しつつあるといっていいだろう。

 だが、この状況のなか、課題になりつつあるのが、アプリケーションデリバリをどのように行うかということだ。

 PoCやテスト用途ではなく、実業務に欠かせないシステムをMicrosoft Azureへ移行する場合、必要なレスポンス速度を確保するために、複数のアプリケーションサーバーを立てた負荷分散が必要になる。またセキュリティも、オンプレミスと同等のポリシーを満たす必要があるだろう。顧客データをMicrosoft Azure上で処理する必要がある業務の場合などは、さらに高度な安全性が求められる。もちろんMicrosoft Azure側もそうしたニーズに応えるための機能は提供しているが、それ単体で十分なレベルのアプリケーションデリバリを実現することはなかなか難しい。

 それでは、実ビジネスの要件を満たすMicrosoft Azure活用環境を整えるには、どのようなアプローチが必要なのだろうか。

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