クラウド移行は先行企業の試行錯誤をうまく利用すべき

 デジタルトランスフォーメーションに向けた取り組みが加速している。IoTやAIといった技術をどうビジネスに取り込むかを検証するPoC、デジタル専任組織の立ち上げなど、様々な動きが見られるが、それらを支えるインフラとして欠かせないのがクラウドである。

 アイデアを具現化していく課程はトライ&エラーの連続である。また、実現した新ビジネス、新サービスはライバルより早く市場に投入し、継続的に改善していくことが求められる。このようなビジネス要件をカバーするのは、オンプレミスのインフラでは難しい。必要なタイミングで必要なだけのシステムリソースを調達し、場合によってはすぐにやめられる柔軟性や拡張性を持つクラウドの活用は必要不可欠である。

 クラウドファーストという言葉が定着し、既に多くの企業がクラウドの活用を進めているが、先行した企業はクラウドのメリットを最大化するために様々な試行錯誤を繰り返してきた。現在、まさにクラウド移行の途上にあるという企業、あるいはこれから移行するという企業は、これらの経験を参考にしない手はない。

 また、今こそクラウド移行の好機であるという側面もある。

 多くの企業が採用しているWindows Server 2008/2008 R2は2020年1月14日に、データベースシステムであるSQL Server 2008/2008 R2は2019年7月9日をもってメインストリームサポート(5年)、延長サポート(5年)を含む10年のサポート期間を満了する。このサポート終了を機にクラウド移行を検討しているという企業は多い。マイクロソフトも、その取り組みを支援すべく、クラウド移行に伴うサポート延長プログラムも用意している。

 以下では、クラウドを活用してデジタルトランスフォーメーションを成功させた企業の事例、そして、多くの企業の成功・失敗の経験から導き出された移行のベストプラクティスを紹介していく。移行にかかるコストや時間をムダにせず、デジタルトランスフォーメーションのための環境をいち早く整えるためにもぜひ参考にしてほしい。

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