つかんだ成長のチャンスを逃さない

 新しい提案が潜在的な市場ニーズと合致し、ビジネスが急速な成長を遂げる。しかし、そのチャンスをつかみつつも、成長にブレーキがかかってしまうケースも少なくない。1つの要因が人や体制が製品やサービスの売れ行きに追いつかないという組織の問題だ。

 例えば、慢性的な人手不足に陥りやすい急成長期には、新メンバーをいかに即戦力にするか、やるべき業務とやらなくてよい業務を分けて、必要な領域にいかにリソースを集中させるかといったことが求められる。

 では、実際に急成長を遂げている会社は、このハードルをどうクリアしたのだろうか。

 2006年に設立されたトライオンは、英語教育プログラム「TORAIZ」で知られる企業だ。特長はコンサルタントとネイティブ講師のコーチングによる、「正しい自己学習に導くこと」と「実戦練習から逃げない環境づくり」の両面でのサポートにある。コンサルタントは自己学習の方向付けや進捗チェックなどを行い、専任のネイティブ講師による週3回のレッスンでアウトプットの実践機会を提供している。

 TORAIZの評判が高まるにつれて、受講者が急増。学習センターが各地に展開され、トライオンの社員も増えた。現在、学習センターは首都圏と大阪に11カ所。約3年前の社員数は10人程度だったが、今では100人を超える所帯になった。契約しているネイティブ講師を加えると、従業員は300人近くに達する。

 果たして、トライオンの急成長を支えた仕組み、工夫とはどのようなものか。カギはクラウドサービスの使いこなしにあったようだ。以下では、それを具体的に見ていこう。

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