テプコシステムズ、AIプラットフォームを企業内のオンプレミス環境に構築

- IBM Cloud PrivateとWatsonを活用したAIアプリケーションの展開に着手

 

 株式会社テプコシステムズ(以下、テプコシステムズ)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、IBM Watsonを活用したAIプラットフォームを構築し、その第一弾として、会議録作成支援システムを本年6月から展開します。

 本AIプラットフォームは、「IBM Cloud Private (以下、ICP)」を採用して、企業内のオンプレミス環境に、プライベート・クラウド環境を構築し、ここにAIサービスを提供する「IBM Watson」を活用した様々なAIアプリケーションを展開するAIプラットフォームとすることで、企業内のAI活用を促進します。

 昨今のエネルギー業界は、電力小売り・都市ガス市場の自由化や太陽光発電の買取期間終了を受けて、今後ますます競争が激しくなります。そのため、テプコシステムズは、AIを活用したデジタル・トランスフォーメーションのためのIT基盤をはじめ、蓄積された膨大なデータをAIで利用できる、今回のオンプレミスでのAIプラットフォームの構築は、大きな効果をもたらすと考えます。

 本AIプラットフォームの特徴としては、IBMのオープンなKubernetesベースのプラットフォームであるICP上に構築されるため、オンプレミス上のクラウドネイティブ環境でWatsonサービスを実行することができます。また、今後はアプリケーションの要件に合わせてハイブリッド・マルチクラウド環境でWatsonサービスを実行することも可能です。定款や契約書など法規対応が必要な文書の作成支援、膨大な機器の保守マニュアルや保守履歴の自然言語検索など、オンプレミスのデータを活用したAIアプリケーションはオンプレミスのクラウドネイティブ環境に、顧客のお問い合わせ対応や顧客の声分析など迅速に開発・展開したいアプリケーションはクラウド環境にというように、それぞれをアプリケーションの要件に合わせた環境で稼働させ、これらを統合して運用管理することができます。

 最初のAIアプリケーションとして導入する会議録作成支援システムは、IBM Watsonの音声認識機能(Speech to Text)を利用します。この機能は、ディープ・ラーニングを活用して音響的な特徴と言語知識から正確にテキストを書き起こす機能を提供し、会議音声からの自動議事録作成を行います。本システムの導入により、会議後の議事録作成に費やす時間を大幅に短縮し、会議での決定事項にすぐに着手することができます。AIを活用した業務の効率化のユースケースとしてグループ内に展開し、さまざまな業務プロセスへのAI活用を推進する足がかりとなることが期待されています。

 IBM、IBM ロゴ、ibm.com、IBM Cloud、IBM WatsonならびにWatsonは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、 http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。