高速ソフトウェアPCルーター「Kamuee」を用いたSRv6の実証実験に成功

〜「Interop Tokyo 2019」ShowNetにおけるサービスチェイニングの実現に貢献〜

 

 NTT コミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、「Interop Tokyo 2019」のShowNetにおいて高速ソフトウェアPCルーター「Kamuee(カムイー)」上に、IPv6を用いてセグメントルーティング(※1)を実現した技術であるSRv6(※2)を実装し、会場内のネットワークにおけるサービスチェイニング(※3)の実現に貢献しました。SRv6を用いたサービスチェイニングの実現は、ネットワーク上に存在するファイアウォール、UTM(※4)などのさまざまな機能を、ネットワークの物理構成を変更することなく、ソフトウェアで迅速かつ柔軟に設定することを可能とするものです。

1.背景

 大容量通信を支える通信機器は、パケット処理時に行う経路検索や、高速にパケット転送する機能をハードウェアで設計・実装した専用機器の導入が必要で、その導入には、数千万円規模の費用と、長期にわたる構築期間を要することに加え、構成や設定の変更における柔軟性に欠けるという課題がありました。

 NTT Comは、これらの課題を解決するため、パソコンなどでも利用される一般的なCPUを利用した高速ソフトウェアPCルーター「Kamuee」の開発を進めています。

 今回、ソフトウェアベースで迅速かつ柔軟に機能拡張が可能である「Kamuee」に、最先端の技術であるSRv6を追加実装し、サービスチェイニングの実現に取り組みました。

2.「Interop Tokyo 2019」ShowNetへの導入

 ○期間:2019年6月12日(水)〜14日(金)

 ○内容:

  「Interop Tokyo 2019」ShowNetにおいて、アプリケーションプロキシー(※5)として「Kamuee」を導入し、SRv6での会場内トラフィックのサービスチェイニングを実現することで、自由な経路指定を可能にする基盤を支えました。これにより、従来SRv6をサポートしていないファイアウォール、UTMなどのネットワーク機能に対してもサービスチェイニングを提供可能になり、ネットワーク上に存在するさまざまな機能を、物理構成を変更することなくソフトウェアで柔軟かつ迅速に設定することができようになります。

 *参考画像は添付の関連資料を参照

3.今後について

 今回、ShowNetにおいて「Kamuee」がSRv6の導入に成功したことにより、サービスチェイニングによる柔軟なネットワークの実現に「Kamuee」が貢献できることが実証されました。コアルーターとしてだけでなく、セグメントルーティング用のルーターとしても「Kamuee」が導入されることで、より一層自動化・効率化に貢献することが期待されます。

 今後も「Kamuee」の機能追加を行いながらさまざまな用途での実証実験を継続し、自社網への導入に加え、通信事業者・通信機器メーカーなどとのサービス開発や、お客さまへのソリューション提供など、さまざまな場面での活用も検討していきます。

 *以下は添付リリースを参照

 

 

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参考画像

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0512087_01.png

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0512087_02.pdf