ウエスタンデジタル、オープンな取り組みのZoned Storageを発表

ゼタバイト規模のデータセンターを再定義

ZNSおよびSMR規格を活用するZoned Storageで、データセンター顧客向けのゼタバイト規模の効率的なアーキテクチャーを実現

 

 ※本資料は、6月11日(現地時間)に発表された英語版プレスリリースの抄訳です。

■主な内容

 ・Zoned Storageは、ゾーンブロックマネジメントの利点を活用し、堅牢で効率的な専用ストレージ層を構築し、現在から将来まで競争力の高いTCOを実現するためのツールやリソースを集約する取り組み。

 ・ZNSおよびSMRのオープンソースの標準化ツールやリソースが含まれる、新たな開発者向けサイトZonedStorage.ioをウエスタンデジタルが提供。

 ・SMRによる面記録密度の向上は世界のデータ需要拡大に追随するもので、ウエスタンデジタルは20TBでのデモンストレーションを実施し、2020年に出荷の予定。2023年には、出荷されるHDDのエクサバイトの5割がSMRが採用されると予測。

 2019年6月11日 カリフォルニア州サンノゼ—ウエスタンデジタルは本日、特定目的向けのオープンでスケーラブルなデータセンターアーキテクチャーの実現を目指し、Zoned Storageを発表しました。Zoned Storageとは、クラウドおよびハイパースケールのデータセンターの構築において、競争力の高いTCOとより高いスケールメリットを実現できるような効率的なストレージ層の設計を、ゼタバイト規模の時代を目前にして新たな革新や業界標準を集約する取り組みです。

 調査会社IDCによると、2023年以降では、企業、機械、産業、消費者および科学技術などで創出されるデータ量は年間103ゼタバイト以上に達すると予測しています(*1)。今日の汎用アーキテクチャーは非効率的で、ワークロードやアプリケーション、データセットの拡大に伴いリソースやコストの負担が増加することが考えられるため、この次世代のデータに対応する、コンポーザブル分散インフラストラクチャー( https://blog.westerndigital.com/composability-future-data-infrastructure/ )のような新たなデータセンター構造が必要となります。動画、IoT/エッジデータ、監視、その他大規模なAI/MLデータセットなどの大きな塊にグループ化または「ゾーン」分けできるデータなどがよりシーケンシャルな性質のものとなりつつあり、ゾーン分けされたストレージデバイスの採用を加速することでワークロードを整理し性能と効率を向上させTCOを低減できる機会が存在しています。

 Zoned Storageアーキテクチャーにより、アプリケーション、ホスト、ストレージによるデータ配置のオーケストレーションを実現し、ストレージ容量を最大限に活用することが可能となります。特にシングル磁気記録方式(SMR)のHDDやNVMeおよびSSDの新規格ZNS(Zoned Namespace)により、堅牢性を向上させ予測可能な低遅延のQoSを提供します。NVMe規格の拡張が期待されるZNSはSMRテクノロジーを補完するもので、開発者はメディアの種類にかかわらず、単一のストレージスタックでSMRとZNSの双方のメリットを活用することが可能となります。2023年までにはウエスタンデジタルの出荷するHDDの5割(エクサバイトベース)にSMRが採用されると予想され、顧客は大容量ZNS SSDを包含したSMRアプリケーション開発ができます。アプリケーション構築にインテリジェンスを提供するSMRとZNSは現在から将来にわたる新たなゼタバイト時代の重要な構成要素となります。

 IDCのインフラストラクチャーシステム・プラットフォーム・テクノロジー担当グループバイスプレジデントのAshish Nadkarni氏は、次のように述べています。「ワークロード、ストレージ、コンピュートインフラストラクチャーをよりインテリジェントかつ効率的に最適化していくため、将来のインフラストラクチャーの設計、構築に向け、業界が団結して新たな工夫をしていかなければならないことは明らかです。2022年にはHDDおよびSSDの売上高がITインフラストラクチャー総支出の27パーセントに達すると見込まれ、クラウドデータセンター、ハイパースケールデータセンター顧客がSMR、SSD、ZNSによりインフラストラクチャーのコストメリットを規模に応じて最適化する絶好のチャンスとなると考えています。ZNSとSMRアーキテクチャーをオープンで標準ベースの取り組みにより統合することは、業界における理にかなった一歩であり、SMR HDDの面密度の利点とフラッシュにおける新しい革新を活かすことが可能となります。早期に参入する企業は間違いなく競争力の高いTCOやラーニングカーブを実現できるでしょう。」

 ◇以下は添付リリースを参照

 

 

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添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0511857_01.pdf