富士通と米Autonomic、先進的なモビリティサービス提供に向け協業を開始

 

 このたび、富士通株式会社(注1)(以下、富士通)とFujitsu America, Inc.(注2)、米大手自動車メーカーFord Motor Company(注3)(以下、Ford)のグループ会社でコネクテッドカーのためのプラットフォームを担うAutonomic(注4)は、先進的なモビリティサービス提供に向けて協業することで合意いたしました。

 コネクテッドカー、自動運転、シェアリングサービス、電気自動車などの新しい潮流により、自動車業界はMobility as a Service(注5)(以下、MaaS)と呼ばれるサービス起点のビジネスモデルへ移行しています。これにより、車から得られる情報や交通状況などの膨大なデータの処理を、素早く柔軟に行うことができるモビリティサービスプラットフォームへの要求が高まっています。

 今回の協業を通じて三社は、富士通が保有するデータ処理を継続しながら処理内容の追加・変更を実行できるストリームデータ処理技術「Dracena(ドラセナ)」などのデジタル技術や自動車分野における豊富な経験と、Autonomicが保有するモビリティに特化したクラウドサービスを組み合わせて、シェアリングや電気自動車、自動運転のためのモビリティサービスを米Fordに提供し、その後世界中の自動車メーカーに展開する予定です。

■Autonomic社について

 Autonomicは、未来のモビリティシステムを実現するためのオープンクラウドベースのプラットフォームであるTransportation Mobility Cloudを自動車メーカーやモビリティサービス事業者に提供しています。Transportation Mobility Cloudは、自動運転車の走行ルートや大規模な車両の管理、輸送計画のサポートなどを行うアプリケーションに必要な構成要素のデータ提供や、コネクテッドカーや公共交通機関などの都市のモビリティシステムに関する様々な要素をつなぎ、より安全で効率的、持続可能な交通ネットワークの実現に貢献しています。

■富士通株式会社 執行役員常務 東純一のコメント

 モビリティの未来を実現するために、Autonomicとの協業関係構築により一層注力していきます。富士通は知識、専門性、技術を軸によりよいソリューションを生み出すための共創を大切にしてきました。この共創は、私たちのビジョンである「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」を実現し、より安全で持続可能な世界を次世代に残すことにつながると考えております。

■Autonomic CEO ギャヴィン・シェリーのコメント

 MaaSをよりスピーディーかつ簡単に自動車業界にもたらすことができる富士通とのパートナーシップを嬉しく思っています。Autonomicのプラットフォームと富士通のデジタル技術のイノベーション、自動車分野におけるシステムインテグレーションの専門性を合わせることで、新規マーケットに参入しようとする自動車メーカーをサポートし、ビジネスの成功につなげられると信じています。

■Ford Motor Company Vice President, Mobility Platforms and Products リッチ・ストレーダーのコメント

 スマートシティを実現するビジネスモデルへの変革を進める中、Autonomicと富士通のパートナーシップは、我々の戦略をパワフルに実現してくれます。両社の業界のノウハウ・技術的な専門性・ワールドクラスの技術により、包括的で実用性のあるモビリティアプリケーションの提供を推進していくことを期待しています。

■商標について

 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

■注釈

 注1 富士通株式会社 本社:

  東京都港区、代表取締役社長:田中達也。

 注2 Fujitsu America, Inc. 本社:

  米国カリフォルニア州サニーベール、CEO:木滑幹人。

 注3 Ford Motor Company 本社:

  米国ミシガン州ディアボーン、President and CEO:ジム・ハケット。

 注4 Autonomic 本社:

  米国カリフォルニア州パロアルト、President and CEO:ギャヴィン・シェリー。

 注5 Mobility as a Service:

  従来のような車の個人所有に代わり、移動手段を必要な時にサービスとして利用すること。

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