Alphabetの子会社「Loon」とソフトバンクの子会社「HAPSモバイル」、高高度通信ネットワークの展開に向けた戦略的関係の構築について合意

〜HAPSモバイルがLoonに1億2,500万米ドルを出資〜

 

 ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)の子会社であるHAPSモバイル株式会社(ハップスモバイル、以下「HAPSモバイル」)と、米Alphabet Inc.の子会社であるLoon LLC(ルーン、以下「Loon」)は、世界中のより多くの人々や場所、モノにインターネット通信を届けることを目指し、気球や無人航空機システムなど高高度飛行体の活用を促進する、長期的な戦略的関係を構築することについて合意しました。また同時に、この新しい関係とHAPSモバイルの財務・投資戦略の一環として、HAPSモバイルは、Loonに1億2,500万米ドルを出資することを決定しました。また、Loonも、今後HAPSモバイルに同額を出資できる権利を有します。さらに、戦略的関係を強化すべく、両社間で、モバイルインターネットの普及拡大やIoTアプリケーションの実現、5Gの導入促進を主軸とする高高度通信ネットワークの展開加速などの商用化に関わる協業について積極的に検討しています。

 具体的には次の通り、技術面と商用面に関わる多くの領域で、協業の可能性について交渉しています。

  ・HAPSモバイルによる、Loonの完成機体と技術を活用したホールセール事業。同様に、Loonによる、HAPSモバイルの航空機完成時における同機の活用も予定

  ・各種航空機やITU準拠の周波数帯に適用可能なペイロード(※1)の共同開発

  ・LoonおよびHAPSモバイルそれぞれのプラットフォーム上への通信提供を可能とする、グローバル展開可能なゲートウェイ(※2)または地上局の統合

  ・HAPSモバイルによる、Loonの機体管理システムとSDN(※3)の採用および最適化

  ・各国の規制当局および官公庁に対する、高高度通信ネットワーク活用の働き掛けを目的としたアライアンスの形成

  ・両社の機体連携による通信ネットワークインフラの共用化

 これらの技術を検討して事業展開することで、山岳地帯や離島、開発途上国など、インターネットがつながらない地域で、通信ネットワークの利用が可能になります。

 この戦略的関係において、両社はそれぞれの強みを生かしていきます。HAPSモバイルは、ソフトバンクの子会社であり、米AeroVironment, Inc.との合弁会社として2017年に設立されました。HAPSモバイルは成層圏通信プラットフォーム向け無人航空機「HAWK30(ホーク30)」を開発しています。ソフトバンクは、日本の通信事業者として、ネットワークの企画や運用、通信ソリューションの提供など豊富な実績を持っています。一方Loonは、完成済みの高高度飛行体と通信システムを通し、すでに3,000万キロメートル以上の飛行実績や世界で数十万ユーザーもの接続実績を有する技術的先駆者です。さらに高高度プラットフォームの開発や打ち上げ、運用、管理において10年近い実績を有しています。

 高高度通信ネットワークのプラットフォームは、地上インフラより上空で、かつ衛星の下に位置する成層圏で運用されます。地上における混雑や重大な遅延を避け、あらゆる地域において広範囲のカバレッジを実現します。こうした機体は、これらの利点によってIoTや5Gのみならず、通信を必要とする人々にモバイルネットワークを提供する有望なソリューションとなります。HAPSモバイルとLoonは、両社の強みと技術を生かして協力し、次世代のグローバル通信インフラを提供し、世界のモバイルネットワークに革命を起こします。

 *以下は添付リリースを参照

 

 

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添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0508587_01.pdf