サイバートラストとグレープシステムが組込み開発分野で協業

〜LinuxとRTOSのマルチOS環境の課題解決を推進〜

 

 サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄泰利 以下、サイバートラスト)と株式会社グレープシステム(本社:神奈川県横浜市、代表:工藤 清隆 以下、グレープシステム)は、組込み機器向けLinuxとリアルタイムOS(RTOS)の共存利用を推進するために協業を行うことを発表します。

 昨今、産業機器や医療、自動車関連などの組込み分野では、IoT化によるインターネット接続などのコネクティビティ強化やエッジAIやリッチなユーザーインターフェイスなど高機能化が進んでいます。これにより、従来のリアルタイムOSによる機能に加えてLinux OSを同時に実行することで汎用的な実行環境をデバイスに付与するマルチOS化が注目されています。

 一方、インターネットに接続する機器のセキュリティリスクが広く認知される中で、組込み製品に対しても定期的なセキュリティパッチ適用の義務化や機能安全などの標準化の流れが国内外で活性化しています。マルチOSを採用した組込み機器においても、組込み機器の長い保守期間、どのようにLinuxなどのセキュリティパッチを適用し続けるか、機能安全を確保しつつ、外部からの攻撃などから製品をどのように守るか、など、多くの課題が存在します。

 このような状況を背景に、多数の安全規格に適合したRTOS「ThreadX」を提供し、イメージング機器・産業機器・医療機器・IoT機器などの分野で多数の実績を持つグレープシステムと、RTOSとLinux OSを共存させるマルチOSソリューション「EMDuo」を提供するサイバートラストが協業することで、次世代組込み機器開発における課題解決と、マルチOSの普及を目指します。

 開発にあたっては、産業用途向けに開発され、パワフルなArm(R) Cortex(R)-A53と高い安全性を実現するCortex(R)-R7をそれぞれ搭載した、ルネサス エレクトロニクス社の「RZ/G2E( https://www.renesas.com/rzg2 )」を活用します。

 今後、両社は組込み分野で実績のあるOSベンダーの技術と知見を融合することで、OSのより深い部分で連携し、安心して使えるRTOSとLinux OSの共存環境ソリューションの提供を目指してまいります。

 このたびの両社の協業に対して、ルネサス エレクトロニクス株式会社様より賛同文をいただいております。

【賛同文】

 ルネサス エレクトロニクス株式会社

 インダストリアルソリューション事業本部

 エンタープライズ・インフラ・ソリューション事業部

 事業部長 加藤 茂樹様

 ルネサス エレクトロニクスは、サイバートラストとグレープシステムがLinuxとRTOSの両方を同時に搭載できるソリューションを開発されることを心より歓迎します。産業機器で実績のあるThreadXとミッションクリティカルな環境で長期サポートされるLinuxにより、お客様がスムーズに付加価値の高い製品を開発できるようになると確信しています。当社は両社との連携をさらに強化し、2月21日に新たに発表した最新の64bit マイクロプロセッサ「RZ/G2グループ」を含め、産業分野の組込みLinux機器の向けマイクロプロセッサ RZ/G シリーズにおいて、お客様の課題解決と事業の発展を支援してまいります。

 ※以下は添付リリースを参照

 

 

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0507286_01.pdf