リハビリテーション向けの歩行練習デバイスに

ロボット制御システム「V-Sido」を提供

〜藤倉化成株式会社の「RoboChemia(R)(EAM Knee)」の開発に協力〜

 

 ソフトバンクグループでロボット・ソフトウエア事業を行うアスラテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒谷正人、チーフロボットクリエイター:吉崎 航、以下「アスラテック」)は、藤倉化成株式会社(以下「藤倉化成」)が開発したリハビリテーション向けの歩行練習デバイス「RoboChemia(R)(EAM Knee)(ロボケミア・イーエーエム ニー)」に、ロボット制御システム「V-Sido(ブシドー)」を提供しました。

 「RoboChemia(R)(EAM Knee)」は長下肢装具の膝継手に装着するデバイスで、ブレーキ装置により膝関節の回転を制御する機能を備えています。長下肢装具はリハビリテーションで歩行練習などをするときに、脚部に取り付けて使われる器具です。従来の一般的な長下肢装具は、膝関節を完全に固定した状態で使用されるため、利用者は膝を曲げることができずに不自然な歩行になるといった課題がありました。「RoboChemia(R)(EAM Knee)」を使うことで、長下肢装具の膝が固定された状態と膝が自由に屈伸できる状態を、理学療法士(セラピスト)が手元のハンドスイッチで切り替えることができるようになり、リハビリテーションにおいて代償動作が少ない歩行練習を実現できます。

 今回、「RoboChemia(R)(EAM Knee)」の膝関節部分のブレーキを制御するソフトウエアとして「V-Sido」が採用され、アスラテックは二足歩行ロボットの制御技術を応用した歩行制御のアルゴリズムを基に、ブレーキ制御に関わるプログラムや基板の開発で協力しました。このブレーキ機構は、どの位置からでも伸展方向に自由に動き、屈曲方向のみブレーキ制御を行う仕組みとなっています。そのため歩行練習において、間違って屈曲位で接地した場合でもいち早く伸展位に移行する動きが可能です。また立ち座り練習においても、屈曲方向のブレーキ力を調整することで安全な立ち上がり動作や腰掛け動作をサポートするなど、安全性に優れた設計になっています。

 「RoboChemia(R)(EAM Knee)」は、11月10、11日にグランキューブ大阪(大阪市北区)で開催される「第16回日本神経理学療法学会学術大会」で、藤倉化成による出展が予定されています。

 「RoboChemia(R)(EAM Knee)」への「V-Sido」の提供は、福祉・介護分野における「V-Sido」の初の採用事例となります。今後アスラテックは、福祉・介護、健康関連にとどまらず、さまざまな分野での「V-Sido」の事業展開を進めていきます。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

▼「V-Sido」について

 「V-Sido」はアスラテック株式会社が開発するロボット制御システムで、リアルタイムにロボットを動かすことができ、急な衝撃を受けたときや不安定な足場でも倒れにくい安定性を備えています。形状や大きさ、アクチュエータの種類などを問わずさまざまなロボットに適用できるほか、いろいろなデバイス(インターフェース)からロボットを動かすことができるなど、汎用性の高さも特徴です。

 https://www.asratec.co.jp/products/v-sido-os/

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参考画像(1)

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