エリクソンと東京都市大学、AIアプリケーション開発で協力

 

 エリクソン・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:マイケル・エリクソン、野崎 哲)と東京都市大学(東京都世田谷区、学長:三木千壽)は、2018年7月2日、ネットワーク装置から得られた限られた量のデータを用いて、低コストでLTEネットワークの運用効率を改善し、ユーザー・エクスペリエンスを向上させる、人工知能(AI)技術を用いた新しいアルゴリズムの開発に関する共同研究契約を締結しました。

 本共同研究は、既存のAIモデルに基づくアルゴリズムよりも優れた結果を得られる一方で、はるかに少ないデータサンプルしか必要としない、革新的な技術と新しいアルゴリズムの開発を目指しています。これにより、大きな作業量で時間のかかる人手に頼ったデータセットのアノテーション(データに関連する情報を注釈として付与する作業)が自動化され、最小限に抑えられます。

 もう一つの研究領域は、「強化学習」という高度なAIアルゴリズムを適用し、リアルタイムのネットワーク性能を学習、観察することによって、ネットワークパラメーターを自動的に調整することです。これにより、特にトラフィックが大きく変動し、また混雑した状況でのユーザー・エクスペリエンスを向上し、ネットワーク運用効率を改善します。

 エリクソン・ジャパンのマイケル・エリクソン(Mikael Eriksson)代表取締役社長は次のように述べています。「私たちは、AI分野の新技術がネットワークの設計、運用、性能の改善にどのように貢献できるかを探求してきました。この共同研究により、我々の顧客である通信事業者のLTE、そして今後展開される5GのネットワークにAI技術を適用するための新しいアルゴリズムが開発されることを願っています」

 東京都市大学の塩本公平教授は次のように述べています。「私たちの研究室では、ますます複雑化するネットワークシステムに対応するデータマイニング技術を適用したデータ駆動型管理に焦点を当てています。この共同研究による研究成果が、通信業界の現実の問題を解決するために適用されることを願っています」