同じ商品の広告がいろいろなWebページで表示される

 どのWebサイトにアクセスしても、同じような広告ばかりが表示されることがある。しかも、その内容は、以前調べた商品や不動産など、自分が関心を持っているものばかり。まるで、ネットでの自分の行動が全て筒抜けになっているようで、不安を感じてしまうのは当然だろう。

 こうしたネット広告の多くは、Webサイトがアクセスしたユーザーのパソコンに送信する「クッキー(Cookie)」と呼ぶテキストデータを利用している。クッキーにはアクセス履歴などが含まれる。例えば、広告主であるメーカーのサイトにユーザーがアクセスすると、その情報が広告配信会社に通知され、広告配信会社からユーザーにクッキーが発行される。そのユーザーが、広告配信会社が出稿している別のWebサイトにアクセスすると、クッキーが広告配信会社に送信され、アクセス履歴から広告主のメーカーが販売する商品の広告が表示される、という流れになる。

 クッキーは、ユーザーが閲覧しているサイトが発行するものを「ファーストパーティー」、別のサイトが発行するものを「サードパーティー」として区分する。通常、広告配信会社の発行するクッキーは、大半がサードパーティーだ。Webブラウザーには、サードパーティーのクッキーをブロックする機能があり、有効にすれば、こうしたユーザー嗜好の追跡はある程度抑止できる。

 クッキーに加えて、Webサービスで取得したデータを使って広告を配信する手法もある。米グーグルは、検索結果やおおまかな位置情報などを基にユーザーの嗜好を特定し、広告を配信している。広告表示にこうしたデータの使用を停止するには、Googleアカウントの「広告設定」画面で「広告のカスタマイズ」をオフにする。ただし、停止されるのは広告との関連付けのみ。広告そのものが表示されなくなるわけではない。

クッキー▼
Webサイトを利用したときに配信され、Webブラウザー側に保存されるデータ。再度アクセスすると、送信される。ユーザーを識別する目的で使われる。
あるサイトで開いた広告が別のサイトでも表示されることがある。多くの通販サイトでは、訪れたユーザーに「クッキー」と呼ぶデータを送る。ユーザーが別の提携サイトにアクセスすると、クッキーの情報が広告配信サーバーに転送され、該当する商品の広告が表示される
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Webブラウザーにはサードパーティのクッキーをブロックする設定がある。Edgeの場合、右上にある「…」ボタンをクリック→「設定」→「詳細設定を表示」→「Cookie」で「サードパーティのCookieだけをブロックする」に設定する(左)。Chromeの場合、右上の設定ボタン→「設定」→「詳細設定」→「コンテンツの設定」→「Cookie」の順に選び、「サードパーティのCookieをブロックする」をオンにする(右)
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Googleアカウントには検索内容など利用して、広告を配信する仕組みがある。広告設定の画面(https://adssettings.google.com/authenticated)を開いて、広告のカスタマイズを無効にできる
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