「・・・・・・」。沈黙は1分を優に超えていました。

 一対一の会議での1分を超える沈黙は、とても長く感じられるものです。アカウントマネジメント部のリーダーと設けた初めてのビジネスレビューの途中で、私は長時間の沈黙に直面しました。

 前回はチェンジマネジメントのキックオフを改革対象となるアカウントマネジメント部のメンバーに実施し、その後にチェンジモンスターの卵を見つけた話を書きました。今回はチェンジモンスターの卵がどう孵化(ふか)していったのかを、チェンジリーダーを務めた私自身の反省を含めて振り返ります。

リーダーたちの発言や行動の真意を見極める

 アドビはビジネスごとに進捗を確認し、課題を共有し、議論を通じて次の方向性を決める「ビジネスレビュー」を実施しています。開催頻度やレビューの粒度はビジネスの規模や範囲によって異なります。

 本社シニアマネジメントによる「QBR(Quarterly Business Review)」と呼ばれるレビューには、各地域のカントリーマネジャーやビジネスオーナーが出席します。各地域でビジネスオーナーがミドルマジメントに実施するビジネスレビューもあります。

 四半期ごとのQBRは最も厳しいもので、出席者はグローバル企業でのビジネスに対する考え方や視点、マネジメントとしての志向を問われます。様々な角度から浴びせられる質問には、即時に回答することを求められます。

 出席者全員がグローバル企業のマネジメントを担っており、ビジネスのプロフェッショナルです。レビューでは厳しい言葉が飛び交うこともあれば、奮い立たされるような言葉や出席者全員が大笑いするようなユーモアあふれる言葉が発せられることもあります。

 クライアントにとって何が大切で、そのために何をするべきかという考え方が出席者全員の合意事項となっているところが、厳しいレビューに耐えられる背景にあると考えています。

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