イノベーションはビジネスを活性化し、企業に持続的な成長をもたらす。そのイノベーションを加速させるために欠かせないのが多彩な人材であり、その人材を育成する考え方が重要である。今回は、人材を「起承転結」の4タイプに分け、それぞれの特徴や果たす役割を説明する。

イノベーションには「起承転結」の4種類の人材が必要

 企業が成長を持続するためには、バラエティに富んだ人材をそろえることが不可欠だ。優秀な人材をいくらそろえても、思考回路が同じでは、社会情勢の変化や技術革新に臨機応変に対応できなくなり、やがて競争力を失っていく。

 「バラエティに富んだ人材」とはどのようなものか。私は、企業には「起承転結」という4種類の人材が必要だと考えている。この4種類の人材を適材適所に配置することで、企業は既存ビジネスの延長線上にはない新しい事業を創出でき、イノベーションを生み出せると考えている。

 まずは「起承転結」人材の役割を簡潔に説明する。「起」人材とは「0(ゼロ)」から「1」を発想する人材である。それらの発想を具体化し、みんなが理解できるようにデザインして、ビジネスとしてn倍化するためのストーリーを創るのが「承」人材である。

 n倍化する過程を効率化し、同時に起こりうるリスクを最小化する役割を担うのが「転」人材である。そうして確立した仕組みできっちり「QCD(品質、コスト、納期)」を守りオペレーションをするのが「結」人材である。起承転結のどれが欠けても、イノベーションを成し遂げることはできない。

図1●イノベーションには多様な人材が不可欠
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経 xTECH Active会員の登録が必要です

日経xTECH Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。