最近、耳にする機会が増えた「イノベーション」。日本では、「技術革新」と訳されてきたが、本来の意味は、工学に限らずアイデア、組織、制度など「新しい価値を創造する仕組み」全般を指す。

 創業以来一貫してモノづくりを通して新たな価値を創造してきたオムロンで、イノベーションに取り組み続けてきた竹林一氏が、「製造業がイノベーションをデザインするための視点」を語る。

竹林 一(たけばやし・はじめ)
オムロン イノベーション推進本部 SDTM推進室長
竹林 一(たけばやし・はじめ) 伝統的機業地として知られる京都・西陣生まれ。1981年、ソフトウエアエンジニアとして立石電機(現オムロン)に入社。新規事業として鉄道カードシステム事業、モバイル事業、電子マネー事業に携わった後、オムロンソフトウェア、オムロン直方(EMS事業)の構造改革、ドコモ・ヘルスケアの設立・黒字化など会社経営を経て本社に戻り、現在はセンシングデータ流通市場(SDTM)の立ち上げに取り組んでいる。